カリフォルニア州に住んでいる方々は、日常生活で様々な税金に直面します。その中でも売上税と使用税は、消費者や事業主にとって重要な役割を果たしています。こちらの記事では、カリフォルニア州の売上税と使用税についての概要を説明します。
Sales Tax（売上税）、Use Tax（使用税）とは？
カリフォルニア州の売上税は、州内で有形個人資産（tangible personal property）を小売販売するすべての小売業者に課税されます。また、特定の例外を除いて、有形個人資産のリースにも売上税が課せられます。
一方、カリフォルニア州の使用税は、州内で売上税が支払われなかった場合、州内で有形固定資産（tangible personal property）を購入し、保管、使用、または消費する際に課税されます。
有形個人資産とは何でしょうか？
有形個人資産とは、目で見たり触れたりすることができるものを指します。美術品、自転車、おもちゃ、衣類、骨董品、食品、家具などがこれに該当します。逆に、不動産、有価証券、遠隔通信を介したデジタル作品の転送などは、有形個人資産に含まれません。
カリフォルニア州の売上税・使用税の構成
売上税と使用税の構成要素は次の通りです。
- State Tax: 6%
- Local Tax: 1.25%
これにより、カリフォルニア州全体の基本税率は合計で7.25%となります。（6% State + 1.25% Local）
さらに、市や群ごとに異なるDistrict Tax（0.1%から1.00%）が基本税率7.25%に加算されます。District Taxの詳細な税率は、売上が発生する場所によって異なります。最新の税率は公式情報をご確認ください。
販売の許可(Seller’s Permit)と売上税の免除
有形個人資産の販売またはリースを行う個人、法人、パートナーシップなどは、CDFTA（California Department of Tax and Fee Administration）から販売許可証を取得する必要があります。
売上税が免除されるケースもあります。例えば、
・転売目的での販売 – 再販証明書(Resale Certificate)が必要です。
・一部の食品 – 即席で消費されない食品や冷たい持ち帰り用食品
・修理やインストールを目的とする労働
・米国連邦政府への販売
・州間および外国貿易における販売
売上税・使用税の支払い方法
販売の許可(Seller’s Permit)を得ている場合：
・売上税及び使用税申告書を作成しCDFTAに納付できます。
販売許可証または売上税アカウントを持たない場合：
・カリフォルニア州の個人所得税申告書を通じて使用税をFranchise Tax Board (FTB)に支払うことができます。
・モバイルアプリやCDTFAオンラインサービスを通じて直接CDFTAに使用税を支払うこともできます。
このように、カリフォルニア州の売上税と使用税について理解することで、個人や事業主が適切に税金を管理し、法律を順守するのに役立ちます。
まとめ
カリフォルニア州の売上税と使用税は、カリフォルニア州での日常生活で直面する税金で、有形個人資産（Tangible Personal Property）の小売販売に対して課されます。
Sales Tax（売上税）は、小売販売やリースに課税され、Use Tax（使用税）は売上税未払い時に購入・保管・使用・消費時に課税されます。
有形個人資産とは、目で見たり触れたりできるものです。
売上税と使用税の構成は、State Tax（6%）+ Local Tax（1.25%）= 合計7.25%です。District Tax（市ごとの税率）が加算されます。
販売許可（Seller’s Permit）を取得し、売上税の申告・納付が必要です。
売上税免除のケースもあります：転売目的、一部の食品、修理・インストール、連邦政府への販売など。
売上税・使用税の支払い方法：販売許可ありならCDFTAへ、なければFTBやオンラインで支払い可能です。
カリフォルニア州の売上税と使用税を理解することで、個人や事業主が税金を管理し法令を順守するのに役立ちます。
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